ONE DAY 1日密着AMANO TETSUYA
天野 哲也 [ 主任教授 ]
DOCTOR PROFILE
内科学講座(循環器内科)・主任教授
副院長
循環器内科・部長
病院経営企画室・室長
インタビュアーY氏が、天野先生の1日に密着!
家庭での横顔から現場での真摯な表情、
医療への情熱と循環器内科チームの核心に迫ります。
Chapter #01
7:30 a.m. 出勤
- Y氏
- 高校時代に、名古屋大学医学部をめざしたきっかけは?
- 天野
- 病気がちだった母ですね。治療のたび快癒していく様子を見て、「医者って良い職業だな」と。
- Y氏
- “お母さんを助けてくれた”存在だったんですね。
数年前に他界されたお母様を
偲びながら、少し照れくさそうに
話す天野教授の笑みが、少年のよう。
人を助ける医療の尊さを、
お母様が教えてくださったんですね。
Chapter #02
8:40 a.m. 会議〜カンファレンス
- 天野
- 研修医時代、最初のローテートで「脳神経外科医ってカッコいいなあ」と憧れました。
- Y氏
- そこからなぜ循環器内科へ?
- 天野
- 内科の中でも、極めて外科っぽいところ。何より「がん」がほとんどないということが大きいです。
天野教授さえ、「カッコいい」に
憧れた時代があったとは!
一気に親近感が湧いた瞬間。
“メリハリがある”と言う
循環器内科の仕事、
その理由に深く納得した。
Chapter #03
10:30 p.m. カテーテル室
- Y氏
- 女性医師が働きやすい環境があると聞いています。
- 天野
- はい。循環器内科は実は女性が活躍できる領域がとても多いんです。出産・育児含め、極力バックアップしていきます。
- Y氏
- 女性医師には朗報ですね!
カテーテルアプレーションを含め、
“放射線を使う科”と思われがちだが、
心配は無用ということか。
実際に今も3名の女性医師が、
結婚・出産を経験しつつ活躍している。
Chapter #04
2022年x月 第30回日本心血管インターベーション治療学会
- Y氏
- 学会の意義とか重要性って?
- 天野
- 学会にもいろいろありますが、たとえばCVITでは、「患者ファースト」の医療に必要な機器や先端医療の提供に必要な資金調達等の交渉を目的としています。
- Y氏
- 最善の医療のためには不可欠ですね。
医療の現場において適切かつ
最良の設備・技術・ホスピタリティを
提供するには、「先立つものも必要」。
天野教授をはじめとした地道な
交渉に医局もまた支えられている。
Chapter #05
11:00 a.m. 病棟回診〜昼食
- Y氏
- 患者様への説明やコミュニケーションも、大切ですよね。
- 天野
- そうですね。治療することで楽になって喜んでくださると、励みややりがいになります。
- Y氏
- でも逆の場合もまた、あるんじゃないですか?
一人ひとりの経過を気遣い、
気さくに声をかけて回診。
その柔らかな笑みにほっとする
患者さんも多いだろう。
そのぶん昼食は手早く簡潔!
まさに「患者ファースト」だ。
Chapter #06
15:00 p.m. 教授室にて
- Y氏
- ズバリ、天野教授のネットワークで就職が有利になることはありますか?
- 天野
- あはは、そうですね。やはり医局員は宝ですから、それぞれの個性を活かせる道を拓いてあげたいですね。
- Y氏
- とても心強いことだと思います。
愛知医科大学はもちろんのこと、
天野教授のキャリアが培ってきた
ネットワークが、
循環器内科におけるキャリアパスの
強力な味方に!
ぜひ生の声を聞いてみてほしい。
ADHESIVE
MEMO
Y氏の密着メモ
人間の体において、
目に見えて動いている唯一の臓器
「心臓」。シンプルでありながら、
命の基盤としてのダイナミズムが宿る
循環器内科の仕事は、
「ある意味エンジニアのように
クリエイティブ」と語る天野教授。
輝きの原石はそこだ!
とまさに膝を打つ言葉だった。